古物市場とは
フリマアプリやヤフオクなどを使って、要らない物を処分しお小遣いを稼いでいる方も多いかもしれません。もし本格的な転売ビジネスを始めるのであれば、古物市場についても把握しておきましょう。
古物市場とは、「古物商同士が中古品を売買をする場所」を指します。古物の売買・交換で利益を得る古物商は、古物の仕入れがかかせません。その仕入れ先の一つとして古物市場を利用します。
ただし、古物市場は誰でも参加できるわけではありません。古物を売買するためには「古物商取引」という資格が必要です。
また、主催者側が「業歴」や「参加資格会員からの紹介」など、いくつかの参加条件を設けているケースもあります。この参加条件は各オークションによって異なるので、該当するか必ずチェックしましょう。
古物市場に参加するメリット
古物市場の取引相手は古物商です。在庫処分を行う場所でもあるので、市場と比べかなり安い価格で古物が取引されています。
品物を仕入れる側としては、安い価格で大量に仕入れられますし、在庫処分を希望する側は不要な物が手元から無くなるので、どちらにとってもメリットがあります。
定期的に開催されているのも大きなメリットの一つです。安定した売り上げを求めるなら、良い品物を定期的に仕入れなければなりません。
古物市場は月1～2回と定期的に開催されるので、複数のところに参加すれば仕入れルートが安定し、客の希望に沿った物を提供できます。
古物市場で参加する際の注意点
古物市場を利用する際、参加費用が発生することがあります。
例を挙げると、古物市場への加盟金が30,000円、各オークションの参加費用が2,000円が必要になる場合があります。
古物市場によって参加費用が異なるため、参加費用の有無はもちろん、どれほどの発生費用か確認しなければなりません。
また、商品の相場を知っておく必要があります。
古物市場に参加しているのは古物商ばかりで、かつこの道何十年という筋金入りのプロもいます。
オークションなので、買いたい人が物を落札する方法が主なスタイルですが、物の相場をある程度把握しておかないと、予想以上の高値で落札してしまう…という場合も。
ベストな金額だと思って落札した商品が、他の場所では安い価格で出品されているケースもあるので、慣れないうちの大量取引は控えましょう。
転売ビジネスを考えている人におすすめ
古物市場は「商品の売買をするのが楽しい！」「利益を得たい！」と考えている人にとって、最適の仕入れルートです。
古物市場の情報を得る場合は、県警のホームページをチェックしましょう。住所や連絡先、取り扱っている古物の情報を仕入れることができます。
中には、古物市場のオークションを行なう企業もあるので、まずは参加条件に該当するか確認をしてみてください。