「即決価格」をマスターすれば成約率が上がる!
ネットのオークションに出品をするときに品物を確実に売りさばくには「即決価格」の決め方をマスターすることが重要です。
「即決価格」とはオークションとして競り合わせている入札価格とは別に出品者が独自に決定することができる価格のことで、現在の入札価格がいくらであるかにかかわらずその価格を支払う意志がある人がいればそこで期限内でもオークションを打ち切って成約になります。
初めてオークションでものを買おうとする人にとっては、その品物を欲しいと思ってはいても、実際のところいくらくらい出せば買えるのかということがわからず、それが入札をためらわせてしまうことにもなります。
そこで最初から出品者側が「このくらい出してくれる人がいれば売ってくれるんだな」という意志がわかる即決価格は大変参考になります。
オークションに慣れた人の場合には他の同様の製品を出している人と価格を比較しながらこの即決価格を表示しているので、現在その製品がどのくらいで取引をされているかということも推測することができます。
即決価格は必ず決めないといけないという決まりはないのですが、設定自体は無料ですしそれがあることで成約率を大幅に高めることも可能になるので、自分で出品するときにはじっくり考えて適性な価格をつけておくようにしたいですね。
入札しやすい価格をつけることが大事
オークションに出すことができる品物は、違法性のあるものや倫理的に不適当と思われるもの以外ほとんど制限はありません。
ですが出品される品物は大きく分類して「他にかわりがきくもの」と「他には見つけにくいもの」の二種類があります。
即決価格をつけるときに迷うのが「他にかわりがきくもの」の方で、特にその時期の人気製品になると即決価格をどう設定するかによって売れ行きが大きく変わってきます。
「他にかわりがきくもの」の代表としては、その時期の人気ブランドの洋服やアクセサリー、家具などの市販品(中古品)があります。
こうしたものは買う側にとっては誰から購入しても結果的に同じものなので、できるだけ安い設定をしているところを細かくチェックしています。
なのでもし早めに売ってしまいたいと思うなら、同様の品物を扱っている他のオークショニアを探してそれらの平均価格よりもほんのちょっとだけ安くしておくということがテクニックとなります。
ただ投げ売りほど安くしてしまうと売買ではなくボランティアになってしまうので、多少の値下げ交渉が入っても絶対に下げないラインというのは決めておいた方がいいですね。
レアアイテムでは強気になるのもいいですが
逆に「他にかわりがききにくいもの」としては、廃盤になってしまった洋服やCD、レアな書籍などといったコレクターズアイテムがあります。
こうしたものは他に出品しているライバルが少なく、欲しい人は多少高い金額がかかっても欲しいと考えているわけなので、即決価格は高めに設定していても大丈夫です。
むしろ高めの即決価格の設定に対して値下げ交渉がガンガン入ってくるということの方が多いので、強気の姿勢を見せつつどこまでなら買ってもらえるかという見極めをすることが大事になってきます。
どうしても交渉が成立しないときにはオークションを強制終了させることもできるわけなので、最初からあまり安値は付けずに様子を見ながら再出品をしていくという方法もあります。