オークションやフリマでの基本
梱包は普通の生活をしているときにはそうそう多く経験をする作業ではありません。
実際に個人が行うネットオークションやネットフリマで何か商品を購入したことがある人ならば一度くらいは覚えがあるのではないかと思いますが、中には「もうちょっと丁寧にやればいいのに」と言いたくなってしまうような雑な方法で梱包をされているものが届くことがあります。
そうした素人臭さも個人間の取引のおもしろいところと言えなくもないのですが、やはり自分が出品者となる場合には受け取った人から不当に低い評価を受けないようにするためにもきちんとした方法で届くような気遣いをしておきたいですね。
ネットを通じて個人売買されるものの大半はあまり梱包に工夫の必要のない洋服などですが、中にはかなり丁寧に扱いをしておかないと届くまでに破損をしてしまい取引を台無しにしてしまう品もあります。
特に注意をしたいものの一つがプラスチックのケースに入っているCDやDVDといったものです。
CD・DVDの梱包テクニック
CDやDVDの中には非常に破損しやすいプラスチックの透明ケースに入れられているものもあります。
発送時には新品同様であっても受け取ったときにケースの割れなどが起きていれば、受け取った人は「不良品を送ってきた」というふうにとらえてしまいます。
CDなど円盤のケースを割れないようにするためのテクニックとして、まずは「ミナパック」のような気泡弛緩衝材を使う方法があります。
ミナパックとはよくおもちゃとしても使ういわゆる「プチプチ」で、これでケース全体を包むようにするだけでかなり破損を和らげることができます。
このとき一つのポイントになるのが、搬送中の衝撃で円盤が留め具から脱落をしないよう、ケース内部の大きさに切ったミナパックを入れておくようにするということです。
それから蓋を綴じてさらに全体をくるむようにして梱包すればよほどのことが無い限り途中で破損することはないでしょう。
より厳重に防護するならダンボールを使う方法も
気泡緩衝材だけでもかなりのことは大丈夫ですが、より厳重に保護したいという場合にはダンボールを使う方法もあります。
まずは適度な薄さのダンボールを用意し、CDやDVDのケースの幅に合わせて切り揃えます。
ミナパックで包んだCD・DVDケースを切ったダンボールの上に乗せて、折り目をつけながらくるりと包むようにして囲いテープで止めます。
最後に厚さを合わせて切った歯切れで空いた左右を埋めれば完璧です。
こうした割れやすいものを専用に扱う封筒やパッケージも売られていますが、手作りをすることでよりピッタリとした丁寧な梱包にすることができます。