借地権を売る方法はさまざまです。「できるだけ高く買い取って欲しい!」と多くの人が思っているのではないでしょうか。そこで、借地権付きの物件を高く売るポイントとまとめてみました。
借地権付き建物をできるだけ高く売る方法を紹介
借地権を高値で売却する方法3選とポイントを紹介します。
地主と直接に交渉・売却する
借地買戻しは、地主に借地人が所有している物件を売却すること。この方法だと借地人は土地を更地に戻す必要があります。物件を解体する費用は、借地人の負担となります。負担は増えるものの、地主との交渉だけで売却でき、手間や時間を大幅にカット可能です。また、地主に買い戻してもらうと市場で売却するよりも高値になりやすいメリットがあります。
不動産業者などの第三者に売却する
借地付き物件として不動産業者などの第三者に売却する場合も地主の譲渡承諾を得なければなりません。この場合、「譲渡承諾料・登記書き換え」に必要な費用を借地人は負担しなければなりません。
不動産業者などの第三者に売却する際は、地主と借人共同で売却すると高値で売れやすくなります。
メリットはなんといっても、不動産を購入する買い手を探すのが楽になるということです。
地主と借地権者の交渉に不動産業者が入ることもあり、トラブルを避けやすい利点もあります。
❗借地権の買取 – センチュリー21マーキュリー
ここで気を付けたいことが一つ。土地の所有者が国の場合は、借地権を売却できませんので注意が必要です。
地主の土地所有権と借地権を相互売買する
借地の運営を辞めたがっている地主がいて、借地人も借地権売却をしたい場合。地主と借地人との間で土地の所有権と貸地権を交換売買します。その後不動産買取り会社を通すことでお互いの負担を最小限に抑え売却できます。
借地権を有利に売れるケース
借地権を高く売る方法を紹介しきました。一般的に高値で借地権を売却可能なケースを紹介は2つあると言われています。
地主との関係を良好に保つ
地主に買い取ってもらう・不動産業者などの第三者に売却する場合どちらも地主との関係が良好でなければ高値をねらうどころか、売却に出すことが難しくなります。地主に直接借地権を買い取ってもらうと、譲渡承諾料を支払うことになります。
譲渡承諾料は、借地権売却額10%前後と言われています。地主に直接買ってもらうことで中間マージンを取られずに済むので、結果的に実利が大きくなります。また、不動産業者の第三者に売却すると、駅近好条件物件でない限り、叩き値で買い取られることが多いのです。場合によっては買い手がつかいことも。普段から借地人は地主との関係を良好に保つことが借地権を高く売るコツだと言えるでしょう。
地主と借地人の共同売却
第三者に物件を売買すると不利な価格で売り出さねばならないこともあります。そこで借地権をより高く売るために地主が所有している土地と売り市場価格により近い金額で売却することも可能。不動産の専門知識を十分にもった査定会社に依頼をすることで高く売ることができます。