家電量販店が復調の兆しを見せています
家電製品を購入するときには、ほとんどの人はまずもよりの家電量販店に行って実物を見つつ価格の相場を調べるのではないかと思います。
家電量販店はAmazonなどのネット店舗が増加したことで業界全体が縮小していると言われてきましたが、実はここ2年くらいだけを見ると反対に店舗販売の売上は増加傾向になっています。
ネット通販も確かに安くて便利なのですが、やはり自宅に置くものですから実際にお店に行って実物を見ながら説明を受けたいというニーズや、交渉次第ではネット通販よりも安くなることもあるということで復調をしてきているようです。
国内の家電量販店のシェア数でみてみると業界第一位のヤマダ電機に続き、ビッグカメラやエディオン、ケーズホールディングスといったふうに続いています。
参考>>家電量販店業界 業界動向
地方都市にもかなりこれら大型家電量販店は出店してきているので、これから購入を考えている家電製品があるならまずはお店に行ってみることをおすすめします。
その際にはまずはAmazonなどであらかじめ価格相場をチェックしておくこともお忘れなく。
量販店で使えるテクニック
通信販売と実際の店舗販売の最も大きな違いになるのが「臨場感」です。
「臨場感」はその場にいるときに感じる雰囲気のようなものですが、お店で購入をするときにはその季節や天候、お店の状況などによりさまざまなキャンペーンが貼られていたりします。
そこにうまく乗ることでお得な割引を受けることができたり、通販では買えないような製品を購入することができたりします。
例えばお店でよく実施しているのが「雨の日割引」というもので、天候の悪い日に家電を購入するといつもよりも大きめの割引を受けることができたりします。
これは雨の日など天候の悪い日には客足が遠のきがちになってしまうので、訪れた人に「雨の日に来たらとても得をした!」というような意識を持ってもらうことで次の来店につなげようという方法です。
また雨の日の他にも日曜日の夕方や決算期近く、またはボーナスシーズンやお正月商戦のような時期にも同じように大きな割引を受けることができたりします。
「人」を見るのも大事な交渉テクニック
もう一つ通販と店舗販売で大きく違うのは、値引きのときに対面してコミュニケーションをとることになるということです。
家電製品は高いものになると数十万円にもなってくるので、交渉次第では数万円もの幅を下げてもらうこともできます。
42万円の製品を40万円にしてもらっただけでも2万円も浮くわけですから、差額はしっかりとゲットしたいところです。
実際の交渉のときのコツとしては、あらかじめ調べた他店の同じ製品の価格を言ったり、自分の購入希望額を伝えてしまうといったことがあります。
よく年配の方なので「弱気になったら値引きは失敗」とばかりに高圧的に下げろという態度をする方もいますが、家電量販店のスタッフも人間ですからそうした居丈高な態度で値引きを迫られると「下げたらこちらの負け」とばかりに気持ちを構えさせてしまいます。
またお店としては購入後の返品やクレームはできるだけ避けたいところですから、あれこれ難癖をつけたり品物の欠点を挙げてくるようなお客さんは「危険」と判断して希望の額には下げたがらないでしょう。
コツとしてはお店の人に好印象を持ってもらえるように心がけつつ、自分の希望はしっかりと伝えるということです。
慣れてくると値引き交渉も楽しいものなので、場数を踏んで上手な方法を見つけていってみてください。