出品時の工夫で落札額が変わる
ネットオークションでは手軽に自分の不要品を売却できることも大きなメリットです。
普通のお店での買い取りの場合、価格は最初の見積額で決定してしまいますがネットオークションの場合もし落札されてもその額や取引相手に納得がいかない場合には取引自体をやめることもできます。
その自由さもオークションの魅力ですが、裏を返せばそれは自分が売りたい品物をうまく高値で売ることができるかどうかはすべて自分の売り込み能力にかかってくるということです。
ネットオークションの場合、自分でショッピングサイトを一から構築するような手間は全く必要なく、ログインをしたあとに表示される「出品」のページから順に入力だけをしていけばすぐに設定ができます。
自分で出品をするときに決めなくてはいけないのが、品物とそれを写した写真、説明文、ネットオークション終了までの時間、それと希望落札価格などです。
時間や価格についてはまた別のテクニックが必要になってくるので、今回はまず製品の写真についてのテクニックを紹介していきます。
商品が売れるかどうかの8割は写真
極端なように聞こえますが、実際に売りに出された製品がきちんと落札されるかどうかの8割方を決めるのはその商品の写真です。
ネットオークションでは必ずしも写真を掲載しなくてもよく、説明文だけでも開催することはできますが、その場合には買おうと思う人に「本当にその品物があるのか?」といった不安を抱かせてしまうのでまず入札はないでしょう。
掲載する写真についても写っていればそれでいいということではなく、より買いたいという気持ちにさせるような写し方をする必要があります。
写真撮影は普通の市販されているデジカメもしくは高性能カメラのついたスマホで十分です。
プロの使うような本格一眼レフなどを使う必要はなく、反対に近い距離のものを鮮明に写すことができる接写機能のあるものを選ぶのがコツです。
一般向けのデジカメは写真の素人でもキレイに写せるようにオートフォーカスや光源調節などすぐれた機能があるので、撮影技術をこれから学ぶという人でも十分対応できます。
コツは明るく立体感を意識して
うまく写真を撮りたいときに参考になるのが料理のレシピを紹介している写真です。
料理写真では少しでも美味しそうに見せるため、全体的に明るめに、色をくっきり輪郭を見せるような写し方をしています。
また真っ直ぐ平面的な写し方はせず、斜めからや上方向からなど微妙に角度をつけて奥行きを出すようにしていることもポイントです。
実際に手品をした人に聞いてみても、最初の頃はなかなかコツがわからず写真もただその品物を見せるためだけにまっすぐと真上からくらいしか撮らなかったということがよくあります。
ですがだんだん慣れてきて、写真を撮る時に光の当て方を工夫したり、斜め方向からキレイに写す方法を身につけてからというものかなりの率で希望落札をもらえるようになったといいます。
光の当て方はちょっと難しいので、まずは簡易レフ板など小型の反射材を用意して撮影する品物の付近を照らすようにしてみると初心者でもキレイに撮影できます。