オークションを勝ち抜くための入札
ネットオークションをするとき、初心者がまず最初に苦労をするのが入札のタイミングや額についてです。
初めてネットオークションをするときなどには、真正直に自分の欲しいものを見つけたらすぐに現在ついている額よりほんのちょっとだけ高い金額を入れたりします。
ですが終了日数まで間があるときなどは、目を離した隙にどっと他の入札者が増えてしまい、気がつけばオークションも終わり予定していた額も大幅に上回ってしまっていたなんてこともあります。
またもう一つの失敗例として、どうしても欲しい品物を見つけたときにちょっとずつ値段を上げていくという入札方法をしていたところ、最初に予定していた額を大幅に上回ってしまい、それでも諦めきれずにどんどん値段をつりあげて大幅に予算オーバーで買い取りをしてしまったなんてこともあります。
そうした予算オーバーをしてしまうオークションでよくあるのが、最後まで競り合うようなオークションが合った場合におとりの入札者をつけ、かなり値段が釣り上がったところで新たに別の人がオークションを開催し同じ品物をかなり安く（それでも本来オークションで取引をされる価格よりもかなり高く）出品するといった方法をとっていたりします。
それまで競り合っていた相手が急にいなくなっておかしいな？と思ったらちゃっかり別のオークションで売られていた同じような品物を安く買っていたなんてこともあったりします。
ネットオークションはすでに相当の人がノウハウを蓄積しており、慣れた人なら当然のように使っているテクニックや、初心者をうまく手球にとるテクニックが出来上がっているので海千山千の猛者を相手にする覚悟が必要です。
落札のときにはうまくツールを使ってみる
ネットオークションが出始めの頃は、落札は自分でリアルタイムで設定するのが一般的でした。
ですがそれでは一日自宅にいる人の方が落札が圧倒的に有利になってしまいますし、会社に勤めている人やそうちょくちょく入札状況を確認できない人は人気商品は絶対に購入できないことになります。
そこで便利に使うことができるのが自動入札ツールです。
自動入札ではあらかじめ自分で上限金額を設定しておき、もし他に入札者がいても一定額ずつそれよりも高い金額で入札が繰り返されていきます。
とりあえずどのくらい人気のある品物であるかや他に狙っている人がどれくらいいるかを見るためにもこの自動入札ツールはかなり使えます。
ただしあまりにも頼りすぎていると自分の上限金額を上回って入札が終わっていたりして、オークションの終了を見逃してしまっていたりするので、自動入札を設定してからも定期的に見回りにいくようにすることが大事です。
早めの入札とギリギリの入札のどちらがいいか
入札のタイミングでもう一つ悩むのが、欲しいものを見つけた時すぐに入札した方がいいのか、それとも終了時間ギリギリに入札した方がいいのかということです。
入札をギリギリまで待って様子を見すぎていると、案外早めに高額を付ける人がでてきて早期終了なんてこともあります。
反対に早めに上限金額を設定してしまったことで、予算以上に値が高くなり他の競合落札者も増えてしまうようなこともあります。
コツとしては複数のオークションで同じ品物を探してチェックリストに入れておき、そこでできるだけ競合入札者がいないところを狙ってギリギリまで待つといったやり方があります。
絶対にいつがよいというタイミングはネットオークションにはないので、自分なりにノウハウを考えながら戦略的に落札をしていきましょう。