タイトルだけでクリックさせるテクニック
ネットを回り見ていると、サイトコンテンツの近くに広告が表示されているのを見かけます。
普段は広告を見てもそんなに気にしていないような人も、ふとした瞬間についつい引き寄せられるようにクリックをしてしまった、なんて経験はないでしょうか?
最近はネット広告にもたくさんの種類があって、動画やゲームなど新しい技術で作られるものもあります。
ですがそうした見せかけの派手さが進む一方で、依然として高い訴求力となっているのが文章による誘導です。
同じ製品を同じ価格で販売するサイトであっても、その商品を紹介する文章やキャッチフレーズがとても優れたものであるかどうかで実際の売上は相当差がついてきます。
特にネットオークションにおいてはWebサイトのように他の人が使っていない技術やSEO対策ができるわけではないので、より多くの人に見てチェックをしてもらうためにはまずその商品を「欲しい!」と思わせるための文章を作成しなくてはいけません。
ネットオークションにおける基本文章
ネットオークションの出品の場合、無制限に文字数を使えるわけではなくタイトルや冒頭の商品説明は字数制限の中で作成をしなくてはいけません。
中でも最も重要なのがタイトルで、何か品物を探している人がオークション全体を検索したときに一覧になって表示されてきます。
わずか数円くらいしか違わない同じような品物が並んでいたとしたら、やはり見る人は自分が気になるタイトルのオークションからクリックをすることでしょう。
ネットオークションにおけるタイトル作成の基本は「必要な情報を端的に」ということです。
それまで文章作成に自信を持っていた人ほど、案外短い文章にまとめるのが苦手でよけいな装飾文ばかりで肝心のことがわからないということもあったりします。
ネットオークションにおいては美辞麗句や知的な慣用句などは必要なく、その商品がどのような状態でどんな特徴を持っているかということを一瞬でわかるようにしておくことが大事になってきます。
具体的には【美品】【未開封】【ジャンク品につき返品不可】といったような状態を示す文言や、【激安】【送料なし】【お一人様1つまで】といった商品のアピールポイントを示す文言、さらには【レア物】【限定品】【生産終了品】などといった商品の魅力を示すような文言などです。
他にもいろいろな特徴を示す言葉があるので、自分がよく出品するジャンル以外のところもこまかく見まわってみるとよいでしょう。
時にはウィットも必要
しかしそうした端的な文字ばかりではどうしてもそのオークションページ全体が殺風景なものになりがちです。
オークション歴が長く高評価をたくさんもらっているユーザーを見てみると、確かに出品する品物や対応がよいということもありますが、そのほかにもページ内の文章が親しみやすく読んでいて楽しいといったことも特徴になっています。
必要な情報を先に提示しておき、ページ内末尾で「○○な人にとってもおすすめ」や「もしかしたら○○しちゃうかも?!」といったような洒落の効いた一言があるとぐっと入札したいと思う人との距離が近くなります。